いのちの水を守れ!水道民営化問題

現市政になってからコスト削減、効率化の掛け声のもと枚方市の住民サービスがずいぶん削られてしまいました。

私はこれまで市民の生活のための自治体であり行政であるはずがこれではおかしいと議会で声を上げ続けてきました。

 

さらにここに来て国の動きに合わせるように枚方市でも水道民営化の動きが始まろうとしています。

 

昨年9月に枚方市議会で水道事業の官民連携をうたう意見書が私を含めた少数の反対意見があったものの採択されました。

民間のノウハウを活かすという名目ですがこれは実質、水道の管理運営を民間に委託する流れにつながる動きです。

 

市民の生活の根幹をなす水道を民営化することにどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

民間企業のノウハウを活かすことによって効率的な運営ができることがメリットだと言われていますが、

その実は管理運営権を売ることによる市の収入と、委託された民間業者からの市への月々の上納金が目的だと言わざるを得ません。

 

民間企業も利益を得なければなりませんから運営権の購入費や市への月々の支払い分を含めて利益の出る水道料金設定を当然行います。

これではいくら効率化しても水道料金が上がらない方がおかしいのです。

 

上がった水道料金の負担は誰が負うのか?当然私やあなたを含めた一般市民です。

 

市の運営コストを下げるための民営化が結果的に市民の負担を増やしてしまうという皮肉を生むのです。

 

そして料金の値上げに加えて肝心の水質や供給体制も民間企業の利益優先の運営の結果、悪くなる可能性が高いです。

利益を優先するということはコストを削減するということでもあり、維持管理にかけるコストを削った結果、水質悪化や供給体制の悪化につながることは充分にあり得ます。

 

実は水道民営化はすでに2000年代以降海外の各市で行われており、散々な失敗事例をたくさん作っています。

 

水道事業を民間委託した結果、水道料金が2倍以上になった市は多数、悲惨なところでは5倍になったマニラ市の事例もあります。

 

水質悪化はアトランタ市の他、多数の市で報告があり、水道管の老朽化で鉛が溶け出したという汚染事故も報告があります。

 

水道料金が高騰した市では正に貧乏人は水を飲むな、と言わんばかりの惨状になったところもあると聞きます。

 

そういう悲惨な失敗を起こし、民営化を失敗と位置付けて再度公営化を進めているのが世界の水道民営化の現状です。

 

一度民間委託してダメならまた戻せばいい、という意見もありますが

運営権の委託時に期間の条件がついていることが多く

再公営化の際にも違約金を含めた多額の費用がかかっているのが現状です。

 

そうした失敗事例に学ばず

水道を民営化しようとするのは市民の安全な生活を脅かす、愚かな政策だと断じざるを得ません。

 

実際問題として老朽化した水道管の更新に莫大な費用がかかりますが、

それを避けるために市民の安全を脅かすことは許されることではありません。

 

どうか、これからの水道民営化の議論に関心を持ってください。

 

 

手塚たかひろは断固として水道の民営化には反対し続けます。